投稿

1月, 2012の投稿を表示しています

屋根と先生

イメージ
小休止。 徒然の思い草。 霜なんぞどこにも下りてなかった、去年の十一月。 突然、家の工事が始まった。 自分のアフリカ旅行しか頭になかったので、すっかり忘却の彼方だった。 確かに聞かれたっけ。 フライト前。つまりマラリア入院前。 「家の壁、何色がいい?」 薄皮めくって本音を確かめてたら、恨んでたかもしれない十月。 でも神様は全員島根で宴会中だったので、徒労に終わった。 もし二日酔いの神様をみんなの前に引きずり出したら。 それはみんなを照らす陽の色。 橙と黄色を溶かした、まばゆい黄金。 霜は下りてないけど、どんより曇り空の下に並ぶのは、なんだかはっきりしない地味な色の家々。 ここに赤や黄色の家が出現したらなー。 異邦人ショコラでもさすがに責任感じる。 神様の衣の、たなびく裾は、光に透ける青かもしれない。 清らかな宇宙に通じる、生命の源。 じゃー、補色の寒色にしたら? 鮮やかな青の見本ページに付箋が貼られた。 昼も夜もこんこんと寝続けて、 一時間ピアノを弾くのが最大のリハビリだった退院一週間目。 金属音が近所中に鳴り響き、梯子が掛けられ、家はすっぽりとカバーに覆われオペが始まった。 日本中を荒らした台風は、横浜の小田舎の屋根をもはがしていった。 弟は姉がアフリカで泥壁の家や青空トイレに馴染んでいた間、 リフォーム全般請け負うやり手の営業マンに変身していた。 屋根をはがすのは台風だけでなく、 日本を揺るがした大震災は東北中の瓦を落としていった。 福島県の農家さんちで瓦屋さんと一緒に登ったのが懐かしくって、 貧血の千鳥足で弟にくっついて梯子を登った。 満面の笑みで屋根に登った病み上がりを見て、瓦屋さんがかましてくれた。 「妹さん?」 懐かしい農家さんちは平屋で、単純にその二倍の高さ。 しかもここは小高い山の連なる横浜の、峰を切り崩した住宅街。 足がすくむほどの見晴らしは、病み上がりの立ちくらみを一瞬にして吹き飛ばした。 粋な職人のおっちゃんは、 どこまでもきっちりとした仕事を貫く漢で、 やっぱり福島の瓦屋さんを思い出させて懐かし

写真展終了!イベント大盛況!ありがとうございました

イメージ
去年のクリスマスイブに始まった写真展Life in Ghana〜奇跡の出会い〜 絶好の観光スポット。 イルミネーションの奇麗なクリスマスシーズン。 二週間のあいだJICA横浜のギャラリーで 展示をさせて頂きました。 おかげさまで、エセ横浜人ショコラは(山のほうに住んでる)毎日毎日12号を走り、ランドマークタワーの側抜け、海に浮かぶ赤レンガを眺め、もうこれでもかってほど闇に輝く色とりどりの観覧車を拝み倒し、溢れる人ごみに揉まれた! This Is Yokohama。 まー結果、素敵な冬になりました♡ 日本満喫! 連日いろんな方に写真を見ていただきました お忙しい中都合をつけてみなとみらいまで足を運んでくださった皆様 本当に本当に、ありがとうございました 毎日ギャラリーに顔を出すことが出来て、とても楽しかったです 知り合いが毎日来てくれて、写真や絵を見てもらえて、とても嬉しかったです そして写真展最終日、1月7日には特別イベント「ガーナを知ろう!」を開催 満員御礼☆予想以上の大盛況!!!!!! 主催の四人は連日大忙しで当日朝もバタバタでしたが… でも写真展準備のときから同様(笑)みんな臨機応変にそれぞれの役割をこなし、 うま〜い具合にイベントはまわっていきました。 同期やガーナ仲間が開始前にかけつけてくれ、なんとかスタート。 午前の部は主催Hamataaaanによるガーナ紹介&活動報告。 展示しきれなかった写真をいっぱい使ってスライドショー♬ 出前講座もこなすメンバーによる活動報告では、協力隊志望者から質疑応答。 ガーナに現地視察に行かれた先生方も、朝から熱心に聞きに来てくださいました。 ちなみにこの先生方、最後の太鼓ワークショップまで居てくださり、 ジャンベ叩いて大活躍してくださいました! お昼はガーナ映画上映 世界初!ピジョン英語の全編ラップ・ミュージカル映画 「COZ OV MONI」 ショコラはピジョン英語や映画についてちょっと解説。 あと監督パンジの写真を展示させてもらってたので、 パンジのことも紹介。 日本での上映二回目の今日は40人の観客をカウント! 日本の映画祭