Oti’s Men

製材会社を訪れてから一週間。

真面目な大工・ダニエルがキッチンの仕上げに入ったころ。

Mr.メンスがやってきた!大工・配管工・電気技師・塗装工・石工・清掃員、総勢10人ほどの黒人職人のおっちゃん、兄ちゃんたちを引き連れて。いまかいまかと首を長くして待っていたけれど、どうやら申請手続きして材料揃えて、準備万端で来てくれたよう。Mr.メンス率いるオチ製材所の職人たちは5月19日~21日の3日間、不便な町はずれに通いつめ、何年も手の入っていないお化け屋敷をオブロニ使用の立派なお屋敷に仕立ててくれた。

オチの人たちは本当によく働く。

同じ職場で同じ釜の飯を食う仲間どうし、なにより仲が良い。

寡黙な現場監督Mr.メンスのもと、元気で威勢のいい職人たちがそれぞれの持ち場でテキパキ働く。

「いつか洗濯機を買ったら、どこに置いたらいいかなぁ?」オブロニ・ガールが気軽に質問した。

「洗濯機?!洗濯機っつったら…水道管が通ってるとこだろ」「いや、電気が必要だからこっちだろ」「いやそこは無理だろ!」ウォッシング・マシーン、ウォッシング・マシーンと叫びながら頭上で現地語が飛び交う。あーでもないこーでもないと、みんな使ったこともないだろう洗濯機の置き場所をあっちゃこっちゃ回りながら議論。
出された結論は玄関扉真横のポーチ。「そんなとこに置けるワケないでしょ!」小娘に一括され、屋内の使わないシンクを潰すことで合意。

二人で住むには広すぎる30㎡のホール。ゴムのカーペットをどう切ってどう敷くかでも喧々囂々。みんなこーしたほうがいい・あーしたほうがいいとアイデア出してくれるのは有難いけど、放っておくとトンデモナイことになりそう。見かねて頭上の会話に加わり、怒鳴る小娘「Hey, hey, hey, Listen to me!!! ちょっと!いい?聞いてちょーだい!このカーペットは8ヤードで切ってね、それから…」叫ぶオブロニ・ガールに目を丸くしながら、素直に動く職人たち。

工事が終わる頃、姿を消したMr.メンスは管理人モハメッドと空き部屋に住みついてたその兄弟夫婦と立ち退きの交渉をしていた。こういった問題は本当に難しくて、入居予定の家にガーナ人が勝手に住みついてて家がない!ってボランティアの話はザラ。だから私たちは本っっっ当に運がいい。製材所の従業員であるモハメッドは話をよく聞き、手伝い、Mr.メンスは敷地内のすべてを整えてくれた。そして職人たちはみな明るく、真面目で、よく働き、オブロニ・ガールズの細かいわがままにもイヤな顔ひとつせず真摯に応えてくれた。

ガーナ人は木下で寝ていたり、カードゲームに興じたり、働いているとしても時間にルーズだったり、くっちゃべってばかりだったり。そんな話をよく聞く。し、目にもする。

でもそうじゃないガーナ人もたくさんいるってことを伝えたい。
彼らはどこの誰とも知れない外人娘たちのために、善意で、無償で、働いてくれた。
これこそボランティアでしょう
いくら感謝してもしきれない。恩返しが少しでもできるとすれば、二年間の活動をがんばりますと言うしかない。
日に何度もゴッキーに遭遇しようとも!三日に一度、数時間しか水が来なくても!午前二時から隣の子ヤギが泣き叫ぼうとも!モハメッドが置いてった貧弱な鶏たちの糞が玄関前に散らかってても!炎天下のタクシー・ヒッチハイクでめげそうなときでも!
彼らとの出会いを、幸運を、この感謝を、生忘れることはない

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