Oti’s Sawmill 2

翌日、本当に大工がやってきた!ホントだったんだ!疑ってごめんねモハメッド
(隣人の住み込み管理人。元大工なのか親指がない)
家は木くずにまみれダイニングテーブルは作業台と化し、大工はキッチンのカップボードを作っているところだった。あぁぁ!JICAは安全対策しか負担してくれないから、キッチン費はどこから捻出しようかと頭を悩ませていたところだった。まさに天にも昇る喜び!
でも一体誰が?
その翌日も、無口な職人気質の大工・ダニエルはキッチンを作り続ける。
天井の穴や鍵の補修については聞いていないという。 水も電気も止まったまんまのお化け屋敷に、立派なキッチンだけが着々と完成していく。
ダニエル。あなたはどっから来て、誰に言われてこれを作ってるの?
仕事を続けるダニエルの手を止め、質問攻めで浮かび上がってきたMr. Mansa という人物。
この家はとある製材会社(通称Oti's Sawmill)のオーナーのゲストハウスの一つ。その工場がスンヤニにあり、Mr. Mansaは工事や改修の責任者だという。
MasonじゃなくてMr. Mansaが家に来たと言いたかったのねモハメッド!私たちの家のホールで私たちが使うベッドマット引っ張り出して寝てるだけじゃなかったのねモハメッド!疑ってごめんねモハメッド。
配属先に聞くと、一か月前に作った改装リストを先日Mr. Mansa渡したそうな。
あぁ、そう。そうだったの…一言いってくれればこんなイタチごっこでヤキモキせずに済んだんだけどね…物事の動き、指示系統、伝達ルートが独特のまどろっこしい流れを持つガーナ。これがTIM (This Is Africa!) or GMT (Ghana Man Time)ってヤツ?
きっとこんなんが二年間続くんだろーなー
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