神様がくれたHIV


「HIVは特別な病気じゃない。普通に暮らしてるなかで患った、普通の病気。」


著者の北山翔子さんは保健師ボランティアとして赴任したタンザニアで、HIV/AIDSに感染した。感染経緯を告白し、日本での治療、仕事、HIV/AIDS活動を記した自伝的エッセイ。彼女は赴任先で付き合った現地の彼氏から感染した。彼も自分が感染していることを知らずに彼女にうつしてしまったのだった。

「人間だもの、恋愛をして、普通に暮らしてて、エイズになって…でも今だって発病せずに、仕事と活動を両立させてごくごく普通の日常を送っている。エイズは特別な病気じゃない」

プロの保健師である自分が感染してしまったという自責の念。それでも当事者として患者が受ける偏見や情報と治療の偏重を訴えるのは医療関係者である彼女だからこそ為せる業であり、「むしろエイズになったおかげで健康や周りの人々への感謝の気持ちが強くなった」という言葉に重みを与える。彼女を支え続けるのは、タンザニアの同僚ダダ・ローズの言葉。

「神様はその人が乗り越えられるだけの<苦労>をお与えになるの。
あなたなら大丈夫。がんばって」

北山さんの夢。それは、普通に結婚して、出産して、子供を持って、家庭を築くこと。

HIVは普通の病気。彼女の言葉が私の体に深く沈んでゆく。




このブログを訪れてくださりありがとうございます。
北山さんの著書に出会った、青年海外協力隊時代。
ダダ・ローズの言葉は、今もなお色焦ることなく、私の胸にあります。
そして今も変わらず、アフリカを愛しています。
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アフリカを知っていただけると光栄です。
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