スンヤニ石鹸、JICA shopデビュー☆






スンヤニ石鹸、JICA shopにデビュー☆
首都アクラのJICAオフィスは販売ブースを設け、様々なNGO団体が作る民芸品を販売しています。登録しているガーナ人NGOが集まり月一の会議を開催、在庫整理や棚卸しを仕切っています。中にはボランティアが一緒に活動している団体もあります。
手染めの布を使った服、バスケット、伝統ビーズを使った携帯ストラップetc 結構ハイクオリティで、帰国前の隊員、JICA職員、大使館関係者、日本人旅行者etc様々な人が買っていきます。そして2010年9月24日のクラフト会議より、JICA craft shopにスンヤニ石鹸がデビューしちゃいました!パチパチパチ☆

油と灰だけでできた超天然ソープ・アモンチ & ガーナ人に大人気のハーブ・モリンガソープ




最近ガーナにいらっしゃったPC隊員やすぽん
実はかなり初期からSHOKOLAブログの読者さんです!
その告白を聞いた総会後夜祭の夜、いまでも覚えてます
いつもありがとー♥
シスター・ナオミとご飯を食べながら話していたある夜のこと。
「一年前は活動がこんな風になってるなんて、想像もしなかったよね」
変われば変わるもんなのだ、どう転ぶか分からない村落活動。
そして思い返した。
灰と油から作る超天然石鹸アモンチを発掘して商品化した経緯。
一体何がきっかけだったんだっけ?
パーム油が半透明になるまで熱します
今回はビール瓶(625ml)十本分ほど
そのうち一本分くらいパームナッツオイルを入れると、
仕上がりが良くなります
SHOKOLAの活動先のコミュニティのひとつ、アダンティアのおじいちゃんが布一枚ひっかけて、小さなバケツをちょこんと持って水浴びに行った。バケツの中には茶色いドロドロした物体。何これ?
「石鹸だよ」
ココアの実やプランテーン(食用バナナ)の房の灰を水に溶かして濾過します。
その灰汁を熱して水分を飛ばしたもの。
水1ガロンが入るバケツ一杯分を、十分に熱した油に入れます。
え、体洗う石鹸て、普通白くて固形のあのボディソープだよね?でも帰って来たおじいちゃんおお肌を触ってぶったまげた。骨と皮だけのよぼよぼおじいちゃんの黒い肌、なんと赤ちゃんムキ卵肌に生まれ変わっていた!マジで??
アモンチ売りのおばちゃんのところで石鹸作りを見学!
大鍋の底の方に、油が見えます。
今ちょうど少年が灰を入れたところ
そのパーム油とココアの灰だけで作れちゃうという魔法のような石鹸が、アモンチだった。地元のマーケットに現物を買いにいって石鹸の種類から材料からいろいろ調べて、実際作っているおばちゃんを訪ねて、自分たちでも実験してみて、新しい包装を試したり、試供品として販売してみて意見、感想をもらって、コミュニティに紹介して石鹸作りに取り組んで。
熱した油に灰を入れると、化学反応が起こって
ぶくぶく浮き上がって、大鍋一杯に膨らみます!面白い☆
でも生活に余裕のないコミュニティの人にとって、農業の傍ら石鹸作りに取り組むのはなかなか大変なこと。活動を活発化させるために、ナオミのコミュニティのおばちゃん達をSHOKOLAのコミュニティに呼んで石鹸作りデモンストレーションしたり、地元NGOとか地域の政治家さんとか第三者を呼んで話し合ったり、六ヶ月の紆余曲折を経て辿り着いた、定期的な生産と首都での販売。もう奇跡に近いよ、コレ。よくここまで来たねってナオミとしみじみ。
SHOKOLAの前任者で今は地域の政治家さん(Assembly Man)のプリンスが来てくれた。
プリンス、いつも忙しいのに無理してお願い聞いてくれて、本当にありがとう!
自分の村のチーフでもある彼の元にはいつも人が押し掛けて、
みんな自分の問題やもめ事を相談しに来る。
関係者が呼ばれて互いの言い分を聞いて、その様子はまるで裁判の調停のよう。
今でもふと思う、4月にナオミと開いたコミュニティどうしのワークショップ。あれ、転機だったかもしれない。いつもの農作業服とは違って、ホストのアフラス村のおばちゃんもビジターのコフィチュン村やアモア村のおばちゃんもみんなお洒落してきて、石鹸作りもいつも以上に丁寧にやって。同じ石鹸作りグループのおばちゃんどうし、友達になって、お互い意識するようになって、切磋琢磨して、予想以上の相乗効果が得られた実施訓練ワークショップだった。


Dearest our friend, Sammy
左上は苦労して取得した国際NGOの証明証
右上SHOKOLA作!wizおnew Mac♥アモンチの説明ポスター☆
左下はJICA Ghanaのカレンダー。ナオミが映ってます★
今ではSammyと一緒に毎月首都アクラで開かれるJICA craft shopの棚卸し会議に参加して、石鹸卸して。原価計算して、ちゃんとSammyのNGO, AGL-Action for Green Life-に還元できるようにアクラへの経費も計上して、価格設定して。その他にも新隊員歓迎パーティのフリマで売らせてもらったり、ガーナ・ジャパン・よさこい祭りでブース出店したり、ちょこちょこ頑張って、みなさんに買ってもらっています…!


あー、この石鹸、日本で使えないかな〜…
凄いいいんだよー、この石鹸。お肌に超優しいし、洗浄力抜群だし。


でも石鹸って化粧品になるから、なんだか基準を満たすのが凄い難しいんだよね
日本。
衛生品質管理の徹底ぶりは素晴らしいけど、やっぱりそのtoo muchすぎる無菌室状態は不便だよ。
だって秤も道具もなんもないところで作った超手作り製品の大きさや質が安定してるわけがない。
同じ形、同じ大きさ、同じ製品… そんなん満たしてなくたって、いいものは世界にたくさんあるし!


超天然素材のシアバターのボディクリームやソープ、モリンガ・ハーブ入りの石鹸。ひとたび先進国のレールに乗っかればBODY SHOPのように瞬く間に高額で売れていくけど、あーいった高額なフェア・トレード商品はほとんどがその仲介で売り上げが消えていく。結局、アフリカに落ちていく金がどれほどだというのだ。


今使ってる、地元マーケットで買った生のシアバター、おばちゃんちの裏にはに生えてるモリンガの葉っぱ、そしてガーナ南部特産のパームとココアから作られるアモンチ石鹸。保存料一切未使用の、生の、最高の贅沢品たち。


敏感・乾燥・混合肌に悩んで、国内外のあらゆる基礎化粧品を使って来たSHOKOLAだから自信を持って言える。


今私が使ってる基礎化粧品こそ、人生最大の贅沢品だ。
どんなに大金積んだって、日本やNYやLDNでは手に入れることの出来ない、最高品たちだ。


どーにか日本で使えないかなー


帰国四ヶ月前に、ぼやくSHOKOLAであった

コメント

toragoro4649@yahoo.co.jp さんのコメント…
Shokolaさんおひさしぶり。今宵はなぜかなつかしいモードにはいったようで、ガーナのことをおもいだしております。あなたのブログに到着しました。

せっけん、たしかにすばらしい品質ですね。
かみさんもまだもらった石鹸を後生大事に使っています。

日本の市場とリンクさせたいという気持ちを持ち続ければきっと道は拓けるのではないだろうか?

ただ、それが、ショコラさんだけでなく、それを作るひと達の共通の想い・願いになるといいよね。

市場に出すことそのものよりも、そちらの方が大切のような気がしてなりません。プロセスを一緒に味わえば、ひとつの物語(たとえそれが夢物語でも)を共有できればいいように思いますし、そこをゴールにしてみたらどうだろうか?

ますます心でっかちになって、最後まで走りぬけてくださいね。
よい年を!
Unknown さんの投稿…
とらごろう様

ありがとうございました。
ますます心でっかりに走り抜けすぎて、帰国直前に食中毒で入院、気づけば地震で大揺れの日本に舞い戻っておりました。
本当に本当にお世話になりました。
今日はガーナでたくさんのイベントがあって、一晩中ガーナを追っかけて、とらごろう様に行き着きました。
お返事が大変遅くなりましたご無礼をどうかお許しください。

日本でフェアトレードも大いに関心があるのですが、まずは「こんなことしてきたよ」てな感じで友達に活動を紹介できればと思っています。
でもcathyちゃんの「マラリア感染予防プロジェクト」がちょっと難航していて、彼女が用意した携帯ストラップ、石鹸、ストールetc(from JICA shop)が日本で売り場を探して彷徨っている状態なんですよね、今。どうにかお手伝いできないかな、と思っています。つまり日本での売上金をプロジェクト支援にあてる、と。こういったトレードフェア商品をすぐ扱ってくれるとこ、ありますかね?いろいろやりたいことが溜まってて実家にヒッキー中だったのですが、急遽リサーチ中です。

毎日あもんち石鹸で爪先から頭まで洗っています。
日本に帰ってから濃いめの化粧に戻る日が多くて気づいたのですが、なんとあもんち、ウォータープルーフも全然平気で落とせちゃいます!もう手放せません。

長々と失礼しました、
メールのほうにも直接メッセージ送りました。

本当に本当に、ありがとうございます。

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