孤児院CILIA~Compassion In Love Is Action~

その日の夕方、だるい体を引きずって
特大の荷物を荷台にくくりつけ
バイクを走らせた

二年間交流して来た孤児院CILIAのもとへ


二年前にはクリスマスコンサートを開いた
去年は小麦粉バッグにみんなで絵を描いて浜田市世界こども美術館の
アンでパンダン展に出展した
多分今頃、島根県で展示されているはず
そして世界子供の日には子供フェスティバルを開催した

みんなみんな、同期隊員や同居人達、
地元のガーナ人に支えられて実現した

設立者のママシャロットは残念ながら首都にいて会えなかった

いつも、何かしてあげられないかなー、という思いが
頭から離れなかった
二年前クリスマスコンサートツアーをAYUとやるために買った
電子オルガンをCILIAに置いて来た
ママ達に頼まれて、「ドレミ」を教えた
三十人の孤児が仲良く家族のように住む孤児院
ママシャロットはSHOKOLAを我が子のように可愛がってくれた
若いママ(保母さん)達も、姉妹のように慕ってくれた



最後に会えたママジュリ(写真左)
ママシャロットに拾われた孤児は、立派なママになった
この半年首都で社会福祉を学んでいたので、半年ぶりの再会

ママジュリが女の子にインタビューしていた
聞けば、コートジボワール国境沿いの古都ドマから来た孤児だという
社会福祉ワーカーの女性に連れられてきたのだった
(写真右。CILIAの孤児の赤ちゃんをあやしている)

半年ぶりの再会が別れになったジュリは半泣きだった
「何かちょうだいよ、日本から何か送ってよ」
思い出が欲しかったのだろう

バイクで帰る姿を見ていられないといった様子で、
ジュリは中に引っ込んで行った

あー、そもそもCILIAに通いだしたのは、
ここヤヘマ村のチーフ・コンチヘネのナナ・ソロモンに
トロトロで出会ったからだった

環境教育を一番最初に始めたヤヘマ中学校
チーフ達に招かれた訪れた孤児院CILIA
校長先生にお願いされてCILIAで苗床を作った世界子供の日

クイーンマザーの家の裏から流れてきたのは
SARKODIEやDr.CRYMEやNANA BOROOのTEMA BOYZだった

皆に挨拶できない…
夕暮れのヤヘマを走り抜けた

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