人をつなぐ、物をつなぐ、情報をつなぐ

ギャラリー

東日本大震災から四ヶ月

被災地なので、写真は最小限しか撮ってません
とくに被災者に接し、被災宅に直接伺う
デリバリー活動中の写真は今回皆無かも

その分ボランティア仲間の写真が多いかも
それは被災地で送る共同生活だから

私達の想いはただひとつ
この写真には出てこない被災者の支援と
被災地の復興だけを祈っている


気仙沼市、本吉町小泉の風景
大きなガレキの片付けが進み
緑の草があたりを覆い始めている



三陸海岸を南北に走り抜ける45号線は、まさに生命線

分断した小泉大橋の陥落も、6月末で復活を遂げた

歌津の半島の国道も復旧していた

荒廃したガレキ野原は永遠にも思えるが、
少しずつ、だけど確かな足取りで、復興へと歩みだしている



資料が積まれたデスク
被災者支援のための情報冊子の山
収拾した情報誌と調べもの

四時のミーティングまでには綺麗にして、
みんなで会議を始めます!


タクミ&たにやん

二ヶ月半、ずーーーっと体育館に泊まり込み
救援物資の配達を陰で支えてくれた
デリバリーチームの長、たにやん

本当に、おつかれさまでした。

たにやんが初めてデリに来た四月下旬、
隣でナビゲーションをしたのは
タクミに連れてこられたデリ三日目のショコラだった

ふたりで慌てふためきながら
「この桃の木が目印だね」
そう言ってたにやんは穏やかに運転して、
小泉のおうちにお水と物資を届けたあの日
(あの日からOPAの過酷なデリ車ライフが始まった…!)
雪解けの季節
グランドコートにくるまって、ストーブを囲んだ体育館

今はもう噎せ返るような新緑があたりを埋め尽くし
桃の木も景色に同化してしまった
体育館は蒸し風呂で、みんな汗が噴き出している

季節は流れ、
被災地の様子もどんどん変わって行く
私達に出来ることも、必要なことも
変化していく


座敷童サーヤ
いつもニコニコ飛び跳ねるやんちゃ娘
頑張り屋さん
しっかり者の小娘は、フロアをしきって物資管理を担っていた



近所の小川はホタルのメッカの清流で、
昼は沐浴にピッタリの隠れ家的秘境

体育館に籠って情報収集や
ボランティアコーディネートの仕事が
多くなって来た頃

煮詰まった頭を冷やして
いっぱい笑った



ステキな再会ってあるものです
JICA関係でガーナにいたときお世話になった佐藤さん

今は夏休み中で一ヶ月日本に帰省
その休みを利用して娘さんと
ボランティアにいらしたそうです

今月末またガーナに帰るって
sendin my kisses n full of hearts! xxx



ある日のデリバリー室

ほとんどがリピーターw

前線部隊、ブレーン部隊、コーディネート部隊、
なんかみんなそれぞれに役割が当てはまって、
ちゃーんとうまい具合回るんだよね



「これからどーしょっか」

緊急支援から生活再建・復興支援へ

言葉にするとただの活字だけど
字にすると味気ないの漢字の羅列だけど

ほんとうにそう変わって行ってるって
肌で感じるよ

だって、ずーーーっと崩れて不通だった45号線が開通したんだし
ガレキ野原の志津川も、片付けがどんどん進んで行くのが分かるし
最初は給水すらままならんくて、
それが水道開通して

でもさ、やっぱ水飲めないおうちには水持って来たいし
顔出したいおんちゃんちには顔出したいし
やっぱフリマやると、みんな必死だし
女性下着とか今でも我慢してる人いるし

その緊急度合い、深刻さが4月5月と違うならば
私たちが、私たちにできる支援のカタチも違ってくる

でも私達の思いはひとつで、
私たちが物資を運んで来たのは
その笑顔につながるため

笑顔を
こころの落ち着きを
取り戻すため

だから物資にこだわらず
なんでも運んで繋げてきた

もの、人も、情報も

マッサージ欲しいなっておばちゃんには
肩揉みに行ったり

まだ義援金受け取ってないっておんちゃんに
行政の支援の説明をしたり

おばちゃんと一緒に畑の草むしったり

おんちゃんの車についてって子供と一緒に遊んだり

おばちゃん達のやりたいフリマと
おんちゃん達の大好きな餅つきを
一緒にイベントやったりさ



そのフリマの横にスペース作って
歌津ボラセンできれいになった
拾得物や写真ももってってもらったり


文字の霞んでしまった卒塔婆
午後におばちゃんが取って行った
それはご近所さんの物だった

フリーマーケットの横で
おばちゃん達の、名前を呼び合う歓声が聞こえる
震災以来、音信不通になっていた友人どうしだった


仮設住宅には、いろんなところから避難してきた人が暮らす

その仮設の建つ土地には、家は残っているが
職を失ったり家族を失ったりして被災した人々が住む

区長さん、婦人部会、青年団、仮設の会長さん、支援団体

震災でバランスを失った土地と人の関係

ひとつの地域にはいろんな立場の社会グループが
多層的に存在していて
さらにそこにも漏れてしまうマイノリティ集団もいて

出来るだけ多くの人を巻き込むのが鉄則だけど
それは本当に難しくて

「ショコラ甘いんじゃないの
そう思うなら考えてること
自分で行動に起こせよ」

悔しいけどその通りで
喧嘩もしたし涙も流したけど

でもみんなで力を合わせて
やれることはやったかな

この笑顔がその証




震災から四ヶ月
体育館も様変わり
外の日差しも厳しいけど
中の蒸し暑さもたまんない


立て続けに素敵な出会い
現役・ガーナ隊員の先生!

なぜ現役アフリカ隊員よりショコラが黒いんかは
突っ込まないでw

残りの任期はまだ長いけど、
これからもっともっとガーナを楽しんでね


7月は蛍の季節!
そして七夕の季節!
東北といえば七夕祭りです

関東や西日本よりも断然お祝いします
東北の七夕

そんなわけでお隣の避難所でプチ七夕祭り!
この数日前に蛍祭りもやったよ
詳しくはRQブログをご覧アレ☆
蛍はショコラが書いたよ



自分なら藍色の渋め浴衣しか着ないんだけど…
志津川中瀬のおばちゃん達に
「これ着ろ、これ着ろ」
気づけば可愛らしいピンク色に身を包まれていたw

恥ずかしい!
なんか妖精が人形かにでもなって
空を飛べそうだ

でも後から言われた
「素敵ななでしこ色じゃない」

沖縄出身サンシンを弾くガッキーと一緒に☆



七夕

織り姫と彦星が出会える季節

みんなの願いが満天の星空に輝く

ゲンジボタルが瞬くように



みんなで岩手県藤沢の温泉に出掛けようとしたその時
体育館は夕立に襲われた
晴れ間に降り注ぐスコールは
炎天下で火照った身体を心地よく打った

スコールが止み
あたりは一面水たまりの海
草木を水が濡らし輝く
晴れた曇り空に
二重の虹が微笑んだ




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