マラリア疑惑?現地流で治療!
えースンヤニ帰郷が終わりアクラに戻って来たショコラです。
一週間ほどアップが滞っていました。
なぜでしょう?
大事をとって夜行バスではなく日中のバスで移動し賞味十時間ほど悪路に揺られ、
パンジーの家に辿り着いたのは五月四日の午後三時頃。
土嚢袋に詰め込んだヤム芋やらキャッサバやらプランテーンやらを披露し、
再会に喜ぶのも束の間。
バス移動が結構疲れて、熱っぽいし頭痛いし、なんかダル〜と思いながら
それでも自分でケンケを買いにいき、グロリアと一緒にケンケとペペと魚を食べていました。
疲れたから夕方から夜にかけて、ずーっとソファで寝転んでいました。
が、夜になっても頭痛が治まらない。
それどころか、どんどん身体がダルくなっていく。
そして熱くて寝れない。
暑いのではなく、明らかに身体が熱い。
ギタリストのセウォが夜中、ギターを抱えながら部屋を出たり入ったりするのを見送るが
声をかけるのもダルイ。
刺すような激しい頭痛、
身体から発せられる高温、
一睡も出来ずに迎える朝、
なんか身に覚えがあるんですけど…
そう、それは紛れもない10月のマラリア発症の症状!!!!!
OMG(オーマイガ)!!!!!!!
でもこの感覚に間違いはない
そうです。
ガーナに来てまで患ってしまいまいした、マラリアちゃん★
笑えない!
予防薬メフロキン、ちゃんと飲んでいましたよ。
アクラ到着十日目から。
てことはアクラ滞在の時にやられたのか?
でもスンヤニ・サバイバルの疲労と精神的ショックから参ったのか?
なんてヤワな身体なんでしょう。泣
バイク事故や食中毒で入院など、何かと病院にお世話になることが多かった隊員時代。
作っちゃいました、ガーナ国民健康保険カード☆
でも日本に帰国して期限が切れていたので、カードを作ったスンヤニの村にお金とカードを置いて来て期限を伸ばしてもらうようお願いしてました。
スンヤニを発つ朝に間に合わず、村に置いてきたままのカード。
こんなことなら、カード持ってくりゃよかった〜〜〜
袋いっぱいのプランテーンとキャッサバを見て
「明日はフフをつこう!」と意気込んでいたパンジー。
「パンジー。マラリアになったっぽいんだけど。」
「what?!!」
何でも知ってるパンジーに相談する。
持ってきた日本の頭痛薬や解熱剤は、いっこうに効かない。
お腹も壊してないし、下痢もしてない。
症状を説明すると、「マラリアだね」
ですよねー。笑
もうこの熱の出方、マラリア以外何ものでもない。
「自分も今、軽いマラリアなんだ。ハーブティを作ってあるから、それを飲むといいよ」
モリンガ・ハーブやジンジャー、レモンなどを鍋いっぱいにぐつぐつ煮込んだ濃〜いお茶を飲む。
Coartemという市販の強めのマラリア治療薬をすすめられたので、
熱のちょっと引いた朝、これまた自分の足で薬局に買いにいく。
12.5cedi。
領収書をくれなかったので、本当はもう少し安いのかもしれない。
初回に4粒、
八時間後に4粒、
それ以降は12時間毎に4粒、
計24粒を三日間摂取。
これだけ!!!
「最初の二日間は、副作用で身体がダルイくなるけど、
それはマラリアのせいじゃなく薬のせいだから心配ないよ」
とパンジーに説明を受ける。
初めの4粒を摂取。
昨夜感じた、まさに血液が沸騰するかのような40度越えの高熱。
日中は収まってきたものの、きっと38−39度あたりあるんだろうと感じる。
ひたすらぐったり横になる。
その日中、ショコラが買ってきたキャッサバやプランテーンを調理し始める
ボーイズ&ガールズ達。
誰かが鶏をくれて、スープの具材に♬
タイミングよくやってくるあたり、流石ガーナです。
が、お昼頃に問題発生。
地区一帯が停電に!!!
スンヤニではガス台を持ってる家でも、炭とポットで調理するのが当たり前。
ですがここはアクラ、シティBoys&Girls達、なんと炭(チャコール)での調理の仕方を全く知らない!!!
お前ら本当にガーナ人か???
お前ら本当にガーナ人か???
この頃はまだ昼だったので元気があった。
チャコールもない、ポットもない、火もない、と何もしないBoys&Girls達。
「下のマダムが使ってるのを見たよ!借りてくるよ!」
とショコラが動こうとすると、
「Ei!! you are rural papa!!(お前ホント田舎もんね!)」とガーナ人に呆れられつつ
「Ei!! you are rural papa!!(お前ホント田舎もんね!)」とガーナ人に呆れられつつ
「yooo, 分かったよ、ショコが言うなら一緒に行こう」とかいうものの「どーやって火をつけるんだ」とうだうだごねて、動こうとしない都会の若者達に、呆れて物も言えない。
そうこうするうちに夕方、日も暮れてきた。
相変わらずフフが出来上がる気配はない。
パンジーも
「いつフフは出来るんだ?!
いつもは食事を取るのも忘れるくらい食に頓着しないけど、
今日はフフを食べると意気込んでたから本当にお腹がすいたよ!」
とあきれ顔。
いよいよぐったりしてきたショコラ。
まだ薬もそんなに効いてない、摂取一日目の夕方。
そろそろオスのマキちゃんちに移動しないと、夜は本気で動けなくなる。
さすがにアーティストが共同生活を送るこのスタジオで、療養は出来ない。
身の危機を感じる。ヤバい、ヤバい、ヤバい!
もうフフを食べる気力は全くないので、身支度をしてパンジーに申し出る。
「あのー、すみません。
今からオスに行こうと思います。」
「え!今、移動できるほど身体丈夫じゃないでしょ?!
フフを食べてから行きなさい、ね?
フフはマラリアの身体にいいんだよ。
その後、オスまで車で送るから」
フフのパワーを信じてるあたりはガーナ人!笑
分かりました、抗う気力も体力もありません。
そうこうしていると、遠くで聞こえるフフをつく音。
どうやらやっとこさ、フフを尽き始めたBoys&Girls達。
言われるままにソファで休む。
停電の中、カナダからやって来たガーナ人ミュージシャンの客人と談笑。
その素敵なひと時の真横でひたすら熱と頭痛と戦う。
フフが出来上がったのは日もとっぷり暮れた七時頃。
停電中のホールでパンジーと、客人ふたりと、四人で大皿のフフをチョップする。
暗くてチキンの具もよく分からない、もう完全に闇鍋状態。笑
しこたまペペの効いたライト・スープ、辛い!!!!!
でも柔らかいフフと辛いスープ、胃は健康なので、けっこう食が進む。
客人と盛り上がるパンジー。
でもマキちゃんも待ってるし。申し訳なく切り出す。
「パンジー、もう行こうと思う。さっきよりも調子がいいから、自分で行けるよ」
「もうちょっと待って、送るから。でもフフ食べて、元気になったでしょ?」
パンジーの優しい笑顔が得意げに覗き込む。
11日の金曜日、Toropicanaというバーで演奏するという客人達は、
ショコラのスーツケースやら鞄やらをパンジーのランクルまで運んでくれた。
そしてパンジーは三十分ほど車を走らせ渋滞を抜けて、
オスのマキちゃんち「Art Factory」にショコラを届けてくれた。
マキちゃんとパンジーも友達。久しぶりの再会。
マキちゃんちは本当に素敵な空間なので、パンジーが来れてちょっと嬉しい。
画家のアチュも一緒に、ふたりで荷物を運んでくれた。
「ショーコを届けてくれてありがとう、パンジー!」
マキちゃんが美しく力強く微笑む。
こうして三日間、マキちゃんちで死んだように横になり薬を服用し、
ご飯を頂き、療養させてもらいました。
パンジー&マキちゃん、本当にありがとうーーーーーーーーー(泣)
Thanks for your love and care, Panji & Maki xoxox
Because of you, I am alive today!!!!!
命の恩人です
マキちゃんちはマキちゃんちで、本当に色んなアート仲間が訪れる素敵空間。
マキちゃんちの滞在でも、毎夜いろんな人と会い、出かけ(笑)
音楽と詩と文化と芸術と、もういろんなものに触れて、話し、楽しみました。
えーーー、そんなわけで、
タイトルを「マラリア疑惑」にしたのは、別に病院に行って診断をくだされたワケではないからです。でも確実にあれはマラリアでした!(爆)モリンガ・ティー、フフ、薬局の薬など、現地流の治療で回復しましたが、現役隊員のみなさまはくれぐれも真似なさらぬように!!!(焦)いやーでもやっぱ二年間住んでてマラリアにならないって、相当凄いよ、隊員のみなさま。やっぱ使命があるとね、緊張感が違う。尊敬。
今回こんなにも簡単にマラってしまったショコラ。
でも処置も早かったので、ものの一週間で回復しました♬
という事後報告でした★
アート生活後半戦、
なんとマラリアagainという再スタートを切りました。
わはは!!!!!
どうなることやら!!!!!
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コメント
shokolaの日本生活はayuなしには成り立ちません。Mafiwu papapa xoxox
昨日は泣いてしまったので、今日は笑えるように頑張ります!