旅の終わり、南スーダンへの誘い

すみません、もう日本に帰ってきてますが(爆)
最後ちゃんと旅の終わりをまとめて、アフリカでのアート居候生活を締めたいと思いまっす!

もう最後は寝ずの一週間★

デビーと過ごした女子トーク炸裂の日々、不思議体験/リアルArabian Nights。
パンジーのスタジオは台風で半壊。(けっこーショック!)
アフリカ連合祝日のイベントは、設営から撤去まで同行。

King Ayisoba performed at venue  ViennaCity, Tema, Ghana
celebrating African Union Day 2012

最後の夜はマキちゃん夜遊びに出かけ、African Jazzy Hiplife Nightを堪能♬

Miles Davis Night in +233, Accra, Ghana
Sound Factree featuring Ambolley & Paakwesi

アンボレおじちゃんの興奮醒めやらぬライブから数時間後、
夜明けとともに出発直前まで絵を描き続けたオスのアトリエ。

そのパジャマのTシャツのままタクシーに乗り込み、パンジーのスタジオに寄って修復中の屋根を拝み、挨拶をする。嬉しいことにパンジーはアイソバの絵を見たいと言ってくれ、タクシーに積み込んだキャンバスと紙を道路に広げて見せたのはチェックイン直前。一時間後には飛行機が飛ぶという、危機的状況!(いやーまーでも勝手知ったるコトカ空港、無事乗れました◎)マキちゃんは空港の中まで見送ってくれた。

今まで数多の検問をくぐり抜けてきたスイス制のちっこいマルチナイフ。
コトカ空港にて没収!
だーーーーしまった!!!ワイン空けたりなんだりして、スーツケースに入れるの忘れてた。一年前もフランクフルトで没収されかけたのを同期仲間が救ってくれたのに、今回はノー味方、しかも融通の聞かない途上国の空港。チュイ語で泣きつくも最後は「Akora Boni Papapa!!!!!」と叫ばれ取りつく島無し。本当に悲しかった、パピーがスイスで買って来た本物ナイフは空港のゴミ箱に捨てられた。

落ち着く間もなくテロップへ登ったから、歩きながら居候したみんなにお礼の電話。

あの熱帯の空気、肌に焼き付く日差しを感じている間は、当たり前に思える。
人懐っこい笑顔、みんなの優しさ、温かさ、おせっかい。
生まれた場所だって、肌の色だって、育った環境だって、考え方だって、価値観だって、感じ方だって、なぜこうも違うのに分かり合えるんだろう。
ガーナにいると当たり前すぎて、感じることすら忘れてします。

テロップでも、飛行機でも、乗り換えのエチオピアも、香港でも、
全く寂しくはなかった。もうみんなが当たり前の存在すぎて。


日程を変更したので、観光できなかったエチオピア!
首都アジス・アベバを歩いてみたかったな〜
名残惜しくて、次の飛行機の待ち時間、コーヒー屋さんに吸い寄せられる。
カラフルなリュックと、お団子頭と、でっかいキャンバスを抱えた黒こげ東洋女子。
怪しい(笑)
おじさん達の視線も気にせず、お姉ちゃんにエチオピア・コーヒーを淹れてもらう。
甘くて美味い♥ポップコーン食べ放題◎


可愛い看板。
スワヒリ語かな?

すると、隣に青年が座った。
英語が通じる。
「エチオピアには独自のアルファベットがあるんだよ」

ジョンは、エリトリア出身のアフリカ人。

エリトリアとは、紅海に面し、スーダンやエチオピアに囲まれた小さな、小さな国である。
エチオピア、南アフリカ、中国、いろんな所でビジネスをしてきたが、今はなんと南スーダンで仕事をしているそう。マジ?!あの南スーダンにいるの?!世界の果てまで現地人とともにレッツゴーな元JOCVやんちゃ女子/現宇宙人ショコラ。興味津々である♬

国際人的な、真摯なマナーを身につけた好青年。
話が盛り上がると、もってたバウチャーでビールをおごってくれた。
香港行きのフライトの時間も熟知している。
自分の乗り場がどこかも分かってないショコラ。
全部ジョンにお任せコース。


「世界中、色んなところを見てきたよ。でもヨーロッパとか他の地域には住みたいとは思わない。アフリカが好きなんだ。アフリカは広大だよ、たくさんの未知がある。コンゴなんかの中央アフリカの奥地に行くとね、まだまだ伝統的な暮らしを続けている原住民がいるんだ。自分はアフリカ人で、アフリカ各地に行っているけど、それでも行く度に新しいアフリカに出会うんだ。」

そんなジョンが優しく聞いてきた。

「ナイジェリア人の女性って、本当にあんなにうるさいの?」

何を言っているのかすぐに分かった。
ナイジェリア映画はアフリカではとても流行っていて、愛憎サスペンスが多いのだが、女性は大体大柄でよく泣き叫ぶ。男女関係がもつれて修羅場になる。誰か死ぬ、黒魔術が出てくる、お金持ちの家と田舎の藁葺き屋根が出てくる、遺産相続や金銭の貸し借りなどお金問題が出てくる。(上述のトピックは、もっとも暮らしに密着したテーマと言える)もしくは完全コメディー!なぜか身長が極端に小さい俳優/女優が好まれる。

東アフリカの女性は、エチオピアやソマリアに代表される、細身で長身の女性が多い。
アフリカのモデルの多くや、ケニアやタンザニアの売春婦もソマリア出身が多い。
日本人男性も、エチオピアでは結婚する人が多い。
西アフリカで日本人男性が現地人女性と結ばれる確立は、低い。

「あー(笑)あれ、うるさいと感じるんだ?
じゃーそうかもね。
ガーナ人の映画も大体あんなもんよ。
人によるけどね、もちろん穏やかで静かなマダムもいる。
でも、うるさくて、おせっかいなビッグママは、西のトレードマークかもね(笑)」



「いつもこのカフェを使うとき、作ってもらうんだ」
そう言って出てきたのは、エチオピア料理のインジェラ。
お肉はラムをスパイスとトマトで炒めたもの。
香辛料の旨味が、めっちゃ美味い!!!!!
手で一緒に食べた。
やっぱアフリカ料理は、これが一番美味しいスパイスだ。

ジョンは色んなことを教えてくれた。

「南スーダンはまだまだ新しい、生まれたばかりの国家さ。
でも大勢のレバノン人と中国人がビジネスをしにやって来ているよ。」

レバノン人!!!出たーーー。レバノン。中東の小さな小さな国である。でも西アフリカではたくさんの店やクラブを持ち、ビジネスを営む、西アフリカの代表的商人移民。中東アフリカから遥か彼方の日本人には今イチ分かりずらい。ジョンに聞いてみた。

「レバノン商人ってそんなに多いの?なんで?」

「レバノン人はアフリカ全土、どこにでもいるよ!最も昔からアフリカに商売をしにきた民族のひとつだよ、サハラ砂漠を越えてね。特に西アフリカはね。でもアフリカの南部のほうに行くとユダヤ人の商人が多い。レバノン人はブラジルにとポルトガルにも多いんだよ。」

「へーーーーー」

ジョンと、色んなアフリカについて話した。
今までの人生、出会い、今の生き方、お互いの知らないアフリカ。
お互い乗り換えですれ違っただけなのに、過ごした数時間、本当に心が通った。
そして私は本当に南スーダンに興味がわいた。

「もしまたアフリカに来ることがあったら、南スーダンへおいでよ。案内するよ」

胸が高鳴った。
新たな冒険への始まりだ。

「わかった。本当に、とても興味があるのよ、南スーダン。」


アフリカで一番若い国、南スーダン。
誕生の背景には、たくさんの紛争など悲しい過去がある。
今は日本は自衛隊とJICAがインフラ整備などの援助で入っているにすぎない。
でも、もっともっと、いろんな人の助けが入って、いろんな商人が入って、
いろんなことが回っていけばいい。
少しずつ、少しずつ。

広い広い、アフリカ大陸。
まだまだたくさんの未知がある。


最後の香港トランジットでは、一泊分飛行機を待つことに。
往路でお友達になったミホコちゃんにお世話になりました!
その節は本当にありがとうございました♡
日焼けした肌にリュック、デッカいキャンバス、
もう怪しまれること、怪しまれること(笑)
空港で検問のたんびにひとり呼ばれて赤外線チェックを受け、わんちゃん達にくんくん嗅がれるキャンバス。何にも隠してないっつーの!「スーツケースは?」「成田に送っちゃいました」怪しいのかな?「…アフリカで絵を描いてたの?」「はい」「学生さん?」「いや〜、フリーですけど(笑)」これは職質というやつか?!肩書き、好きだねー、なんかの枠に当てはめんの。。。ねーよ!んなもん。

さーさ、日本に帰ったら、まず速攻で会議に行かなくてはならない。
休む間もなく写真を預かって、絵を搬入だ!!!!!
考える間もなく走り続ける、ショコラ・ライフ♬
in 日本
新たな章の幕開けです★やらかすぜーーー乞うご期待☆




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