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ガーナ流・お誕生日会

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ガーナで初めてお誕生日会に遭遇しました~ 御年齢40歳を迎えられる、配属先の所長ディクソンさん。通称BOZA。 これってガーナでも若いですよ!やり手ですねー みんなでバースデー・ソングを大合唱。ガーナでは見たこともないピンクにデコレーションされたハート型のケーキ。コーラやファンタ、地酒が振る舞われ、所長室では賛辞と拍手が鳴りやまない。 秘書や人事のおばちゃんたちはキャッキャはしゃいで踊りまくって、太鼓っ腹のおっちゃんたちは順番にお祝い言葉をスピーチしていって、心温まるHappy Happy B-day PARTYでした☆ このオール・チュイ語のパーティ。みんなと心から喜びを分かち合い、一体感を共有できる日はいつ訪れるのでしょうか!外国語マスターへの道は遠く険しい。 ガーナのBig Mama、毒舌アンジー(左) & キュートで優しい癒し系アマ(右) 仕事もプライベートも、色々教えてくれる兄貴的存在のエリック(右) 喋りだしたら止まらない、Love & Dance!な、アン(中) 最近来た初々しいローズ(左)

Home Party

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初めてホームパーティをしました!ゲストは同年代の同僚たち☆ メニューは肉じゃが、白ご飯、ポトフ、大根と人参の酢和え。 肉じゃがが大好評!ポトフはガーナ料理には欠かせないトマト・玉ねぎ・オクラ&マギーを使ってシンプルスープに。これも人気でした!ガーナ料理はすべてを潰してパームオイルで煮込んでシチューにしてしまうので、油を使わず野菜の素材を生かして料理できることが伝えたかった!&日本食は一品一皿カルチャーであることも。ガーナは全てを一皿にまとめて、しかもみんなでシェアするのが親睦の証し(同じ釜の飯ならぬ同じ皿の飯) みんなオフィスで教えたとおり、お箸を上手に使って食べててこれまた感動! 途中から日本食をガーナ流に手で食べ始めたのもご愛敬。 ガーナでは家事は女性の仕事。 食器を下げてドリンクを運ぶときも、男性陣は一歩も動かず。 日本と同等か、もしくはそれ以上ですね。 無駄に広い屋敷もやっと有効活用!それでもやっぱ半分で十分だけど! いっぱい笑って写真とって、わいわいおいしく食べて、部屋を見たりお香あげたり、詩の本を読んだり。 価値観が違うから描く将来像も違ったりして。 日本を脱出して青年海外協力隊やっちゃってるよーなナオミと私は決して日本人のスタンダードではないけれども、「二年後は留学か旅行」と一致している二人のオブロニ・ガールに開いた口がふさがらないガーナの若者たちが一喝。「お前らには働くとか結婚するとか、そーゆー選択肢はないのか!」 世界中(ってほど旅行してないけど)どこを見渡してもアフリカ系黒人の旅行者、特に途上国旅行者のヒッピーとかって、あーんま見ない。「自分の家族を養って、子供を育てて(自分たちの文化では子供を持つことが何にも勝る喜びなんだよ)お金があったら旅行に行きたいけどさ、アフリカは豊かじゃなないんだよ。貧しいんだよ。知ってるでしょ?他のアフリカに興味がないかだって?お金を稼ぐためならアメリカに行くよ。でも娯楽の旅に出る前に子供の学費だよ。」 相対的にアフリカは貧しい。でも彼のように家族と子供に価値を置く生き方は、所属する社会と文化が何に重きを置くかという規範的な価値観によるところが大きいと思う。だって彼は大学を卒業して将来は高級取りの公務員の卵だよ?思わず「でもアンタはアタシが働くコミュニティよりリッチでしょ」と突っ込んでしまった。他の世界に興味...

ODA Big Tree

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同期隊員の森田アユちゃんの任地に遊びに行ってきました~☆ アユは青少年活動の隊員で、音楽教師として学校を巡回しています。 すっかり先生やって授業こなして、あの小さな体のどこから元気が出てくるんだろうという活発なキュート・ガール★日本からマイ・サックス&ウクレレ持参の音楽家!授業では英語の歌、チュイ語の歌、日本語の歌(!)までも生徒が熱唱してて感動。ガーナの学校は大抵ひとつの教会に幼稚園・小学校・中学校が附属しているので、子供がいつも溢れかえっている。幼稚園児たちはオブロニ(現地語で白人の意)を見ると「アーユ!アーユ!」と目をキラキラ輝かせてかわいいのなんのって! ここ、イースタン州アキム・スウェドルは首都アクラから3時間。熱帯雨林の広がる緑豊かな土地。起伏が多く歩くたびに変わる景色、坂の街・横浜を思い出す。最寄街アキム・オダには森林サービス局の事務所があり、私の配属先のスンヤニ事務所といっしょに森林伐採のプロジェクトをやってたりする。 ここには西アフリカ①大きな樹があるということで、アユの授業参観後に遠足してきましたー☆ 幹線道路から一歩踏み入れた森は、やわらかな木漏れ日にひんやりとした空気がいっぱいの緑を包む、深くて静かで、鳥と虫の声だけが鳴り響く熱帯雨林。まるでもののけ姫の森そのもの。小径をたどる水気のある白い砂の土は、サバンナの赤土に茂るブッシュとは違うものを宿すのだと語る。 オダ・ビッグ・ツリーの周りではすべての木が赤ちゃんに見える。並はずれて大きく背の高い幹の上に広がる枝は、天に向かって葉をくまなく敷き詰めている。下から見上げると、それはまるで空に昇る龍のよう。この木はいったいいつからガーナを、西アフリカを見守っているのだろう。 この豊かな熱帯雨林を見て、自分の任地「移行帯森林区域」がサバンナとの境界線なんだと改めて実感。移行帯の森はブッシュとヤシの木がまだらに広がるライトグリーンの景色。ここの深緑とは、森の色味そのものが違う。 深い森、いろんな表情を見せる坂の街、子供たち いっぱいの元気をもらったアキムでした☆

Green Hill Clinic

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ガーナ人の友達・ナナのお見舞いに行ってきました。 血液検査の結果はマラリアとのこと。けどここ最近体調を崩していたみたいなので、ちょっと心配。 入院先は私立病院のグリーン・ヒル・クリニック。 手入れのゆき届いた中庭、色とりどりに生い茂る草花。 小高い丘にたたずむ診療所は、静かな調和が患者と訪問者を迎える。 ぐったりと横たわり点滴を打つナナ。傍らには経理のインターンとして働いている従兄弟のクワシと、見知らぬ青年が一人。突然点滴の針を抜いて処置を始めるクワシ。「ちょっとあんた、ナースでもないのに何してんのよ!」なかなか来ない看護師に代わって点滴を交換しようとしたらしい。 他人をあてにせず自分で助ける。たくましく生きるアフリカン・スピリットを見た。 見知らぬ青年はナナのガーナ大学時代のルームメイトだった。そうと知ってりゃ「あなた英語喋れる?」なんて間抜けなこと訊かなかったのに…生物学を専攻していた彼は、さっぱり分からない専門用語でマラリア原虫とその症状について詳しく説明してくれた。フランクは金を掘る鉱山技術者。仕事大好き人間。将来は若い世代の育成にあたりたい。な、な、なんて意欲的な若者…たまに出会うんだよね、こーゆー若者。彼らこそガーナの宝だよ。目立ちたがりで芸術家肌の詩人・ナナと、インドア派の青年実業家風・フランク。ルームメイトじゃなかったら絶対交わらない人種だろうなぁ…近所に住むフランクは「今日はオフだから一日病院にいる」とのことだった。いいヤツだ。 そこへ大声でどやどや入ってきたジーンズ履いた陽気なおっちゃん達。お医者さんの問診だった。噂に聞いた通り、二三質問してお腹をさすってハイ、終了。「お譲ちゃん、そんな辛気臭い顔してないで!」ガーナ人が誇るブリティッシュ・イングリッシュはどう転んでもガーナ英語でしかなく、おそらくニュアンスはそんなとこなんだろうと思う。 ガーナの病院と問診と病室と、なんかもー色々見て胸いっぱいになったその日はオフィスに行かず、久々のマンデラ・レストランでくつろいだ。家に住む前、ホテル住まいだった五月、スンヤニの都会生活に欠かせない癒しスポットだった。 <よく行くテイラー&双子ちゃん!> その日は街をぶらぶらして、ポップコーン売りの姉ちゃんにチュイ語を教えてもらった。最近、道ばたで売ってるポップコーンに超ハマってる。安くておいしくて、作りた...

神様がくれたHIV

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「HIVは特別な病気じゃない。普通に暮らしてるなかで患った、普通の病気。」 著者の北山翔子さんは保健師ボランティアとして赴任したタンザニアで、HIV/AIDSに感染した。感染経緯を告白し、日本での治療、仕事、HIV/AIDS活動を記した自伝的エッセイ。彼女は赴任先で付き合った現地の彼氏から感染した。彼も自分が感染していることを知らずに彼女にうつしてしまったのだった。 「人間だもの、恋愛をして、普通に暮らしてて、エイズになって…でも今だって発病せずに、仕事と活動を両立させてごくごく普通の日常を送っている。エイズは特別な病気じゃない」 プロの保健師である自分が感染してしまったという自責の念。それでも当事者として患者が受ける偏見や情報と治療の偏重を訴えるのは医療関係者である彼女だからこそ為せる業であり、「むしろエイズになったおかげで健康や周りの人々への感謝の気持ちが強くなった」という言葉に重みを与える。彼女を支え続けるのは、タンザニアの同僚ダダ・ローズの言葉。 「神様はその人が乗り越えられるだけの<苦労>をお与えになるの。 あなたなら大丈夫。がんばって」 北山さんの夢。それは、普通に結婚して、出産して、子供を持って、家庭を築くこと。 HIVは普通の病気。彼女の言葉が私の体に深く沈んでゆく。 このブログを訪れてくださりありがとうございます。 北山さんの著書に出会った、青年海外協力隊時代。 ダダ・ローズの言葉は、今もなお色焦ることなく、私の胸にあります。 そして今も変わらず、アフリカを愛しています。 このページをきっかけに私のブログを楽しんでくださり、 アフリカを知っていただけると光栄です。 そしてもしこのブログが面白かったら、挑戦している以下のジャンルのボタンを押下してくださると大変嬉しいです。 Thanks in advance to vote my blogs!! click the buttons plz xoxox

アンジー

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「なに飲んでるのー?」「薬」怪しげなオレンジ色の液体の正体は実はポリ袋に入ったマンゴージュース。おいしそうに飲みながらシレっと切り返すアンジー。ガーナ大地理学専攻のインターン。同年代の同僚。 いつも写真をせがまれるクセにいつも現像を忘れる。いい加減本当に怒られると思い、懺悔の印に絵を描いた。 「何これ!こんなの私じゃないわよ!私が欲しいのはシャ・シ・ン!」ぶち切れた直後に「Akwaaba, my girls! (お帰り!)」と笑顔で包容。将来Big MAMA間違いナシ。 昔は無心で絵を描いてた。今は誰かのためにしか描けない。絵ってどうやって描いてたんだっけなぁ… ピカソやシャガールの絵をみて、右脳を使ってる瞬間がたまらない。毎晩の料理も創作活動の一貫。今夜はジャパニーズ・ポトフこと味噌スープと魚の煮付け、白ご飯と日本づくし!

EXILES

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ロバート・ハリスのように生きたい。 戦後の日本に生まれたロバート・ハリスこと平柳ススムは横浜のインターナショナルスクールでやんちゃに育ち、高校卒業と同時にユーラシア横断の旅に出る。親切な人に助けられ、友達を作り、恋をして、旅人が集まる宿ではヤバいヒッピー達と戯れ、ギャンブル、薬、修羅場をくぐり抜け人生と宇宙の森羅万象について思いを巡らす。進学後は文学を読み耽り、荒くれ者の祖父とオデュッセウスに自らを重ねる。留学先のアメリカはベトナム戦争の真っ最中。恋人と反戦活動に身を投じ、詩と芸術を愛するボヘミアン生活に浸り、再びアジアに旅に出る。 精神を病み、薬をヤリ、現実世界とは違う世界の存在を知り、バリの神秘に魅せられた彼は、シドニーに念願の本屋を開きつかの間の安住を見出す。作家、詩人、前衛アーティスト、禅僧、ギャンブラー、薬のバイヤー、弁護士…彼に共鳴するあらゆるボヘミアン達が彼の元に集まり人生を高らかに歌い上げる。オーストラリアで離婚、刑務所、自己破産を経験して弟との死別を乗り越え、日本でDJや作家として活躍し、2000年には仲間と大好きなバリ島で再びエグザイル達のためのサロンを開く。 彼の生の目的はただ一つ。楽しく、ハッピーに生きること。 実はこの本と出会ったのは2006年3月、大学の卒業旅行で行ったウズベキスタンでのことだった。街全体が肌色のモスクと見事に調和した歴史都市ブハラ。そこで出会ったある日本人旅行者、彼は大学を休学してユーラシアを横断中だった。「ヒッピーは出会った人と情報や本を交換して旅を続けていく。この本読み終わったからあげるよ。そしたらまた誰かにあげて」 その時はただロバート・ハリスの存在が、生き方が、旅が衝撃的だった。でも…せっかく旅行してるのに遺跡見ないなんてもったいないなぁ…薬をヤルのも精神を患った人の目に映る世界も、当時の私の理解を超えていた。でも3年越しに再会したエグザイルは、まさに私そのものだった。エグザイル、それは"所属する場所を持たない者" 「日々を生きる世界の煩わしさのせいにして、生きる意味を見失ってはいけない」 日本で働いていた時の私は日本社会に窒息していた。いつも自分の場所はここにはないと思っていた。五感の冴えわたる場所にいるときが、一番自分でいられる瞬間だった。それは日本ではないどこかだった。日本を脱出したとこ...